光と闇の空間へ・・・
元々、ピアノが置かれていたであろうこの場所は、音楽にあふれていただろう
音は石の壁と共鳴して、空間全体が歌っていただろう
ピアノは空間の中心で光を浴びて浮かび上がり、
周囲は暗闇の中で耳を澄ます
暗闇は見えにくいからこそ質感が強調され、
手ざわりによって本物を知ることができる
①鋸山の土を混ぜ込んだ白漆喰の大壁
②保田の海風を受けて朽ちた塗装鉄板
③30年以上、保田駅前の建物の裏側で庇を支えていた木柱
④そして、鋸南町で半世紀以上の時を過ごした納屋の土壁
これらが、この場所へ移され、静かに耳を澄ます
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