No X9Z STUDIO
写真家・宅間國博さんから「写真と言葉を自由に使用してもよい」という許可をいただいた写真集「ペンキのキセキ」。ぼくたちはSOTOCHIKUに「ペンキのキセキ」と名付けるシリーズをつくりたいと考えた。

club ICON
古いコンクリートの壁に貼られた紙は、剥がされたり破られたりしているうちに、そこにプリントされた被写体は、この世からどんどん遠ざかっていくようだ。それが消えそうになると、むしろぼくらはそこから体温を感じ始める。
STUDIO ZEFF
100年の時を重ねた旧養蚕農家の格子戸(ソトチク素材)が伝えるものに向き合うカウンター。それに対するレスポンスを空間全体に広げていく。藍染めによる特殊塗装で仕上げた壁、クロカワ鉄とソイルセメントのカウンター、・・・。
K HOUSE
中庭を中心とした構成の鉄骨造住宅のリノベーション。穴蔵に住みたいというご要望に対して、天然石を積み上げた原始的な円形壁に囲まれ、ソトチク素材を取り入れた、自分の中の「生きる力」を取り戻す空間をめざした。
STUDIO MARLMARL
暗闇に光が射す。ソトチク素材は暗闇のような存在で、目の前に広がる世界とは別の世界へそれを見つめる人をいざなう。鉄工所の敷鉄板や土壁など要所にソトチク素材を用いて、重層的な時間がつくる壮大な空間を実現。
SOTOCHIKU&89 unLtd.
千葉県安房郡鋸南町にソトチクのショールーム兼カフェ(通称パクチー銀行)。この町はソトチク素材の宝庫であり、朽ちかけた存在に、未来を見つけるという作業が始まっている。
Silk Pudding Kitchen STUDIO
移転前の建物はやがて解体される。その前に、その外壁のタイルを剝がし、新しい場所へ持ち込み、空間づくりの素材として生かす。こうして、記憶は受け継がれていくことができるだろうか?