HANGOUT esports
76年の歴史を持つ文房具販売の会社の新規事業である。戦後まもなく小笠原諸島から蒲田へ移住された先代がこの会社を興して以来、蒲田の文化的な生活向上のために尽くしてこられた、という歴史の上に、このスポーツの最先端の事業がある。その歴史を体感するエリアにSOTOCHIKUの手法を用いた。
WAGAYA Cafe
古い着物を素材としてさまざまな商品をつくる施設にカフェを併設した。着物の帯が川のように、ベンチになったりゲートになったり棚になったりしながら空間を巡る。川の流れをモチーフとして鉄に傷を入れて海辺の町で錆を育てる・・・。
No X9Z STUDIO
写真家・宅間國博さんから「写真と言葉を自由に使用してもよい」という許可をいただいた写真集「ペンキのキセキ」。ぼくたちはSOTOCHIKUに「ペンキのキセキ」と名付けるシリーズをつくりたいと考えた。
club ICON
古いコンクリートの壁に貼られた紙は、剥がされたり破られたりしているうちに、そこにプリントされた被写体は、この世からどんどん遠ざかっていくようだ。それが消えそうになると、むしろぼくらはそこから体温を感じ始める。
STUDIO ZEFF
100年の時を重ねた旧養蚕農家の格子戸(ソトチク素材)が伝えるものに向き合うカウンター。それに対するレスポンスを空間全体に広げていく。藍染めによる特殊塗装で仕上げた壁、クロカワ鉄とソイルセメントのカウンター、・・・。
K HOUSE
中庭を中心とした構成の鉄骨造住宅のリノベーション。穴蔵に住みたいというご要望に対して、天然石を積み上げた原始的な円形壁に囲まれ、ソトチク素材を取り入れた、自分の中の「生きる力」を取り戻す空間をめざした。
STUDIO MARLMARL
暗闇に光が射す。ソトチク素材は暗闇のような存在で、目の前に広がる世界とは別の世界へそれを見つめる人をいざなう。鉄工所の敷鉄板や土壁など要所にソトチク素材を用いて、重層的な時間がつくる壮大な空間を実現。
SOTOCHIKU&89 unLtd.
千葉県安房郡鋸南町にソトチクのショールーム兼カフェ(通称パクチー銀行)。この町はソトチク素材の宝庫であり、朽ちかけた存在に、未来を見つけるという作業が始まっている。
Silk Pudding Kitchen STUDIO
移転前の建物はやがて解体される。その前に、その外壁のタイルを剝がし、新しい場所へ持ち込み、空間づくりの素材として生かす。こうして、記憶は受け継がれていくことができるだろうか?