パクチー銀行から2つのスタジオへ
ぼくたちGRIDFRAMEのSOTOCHIKUショールームである鋸南町保田駅前のパクチー銀行は、海まで歩いて2分のすこぶる気持ちのよい場所にあるカフェである。そこは海風の吹く、格好のSOTOCHIKU素材が生まれる場所でもある。
この建物の壁で作業をしているのは、「ペンキのキセキ」プロジェクトの塗装鉄板を取り付けているのだ。
ここでは、「ペンキのキセキ」プロジェクトのプロセスを紹介する。
1.鉄板に塗装を施す
2.鋸南町・パクチー銀行の壁に取り付ける
3.素材が時間を記憶したら、どこかの空間プロジェクトへ
→ https://sotochiku.com/projects/studio-marlmarl-shibakoen/
4.新しい塗装鉄板に入れ替わる
5.以上のループがずっと繰り返されていく
「ペンキのキセキ」プロジェクトの面白い部分は、風雨に晒すことで時間を記憶するSOTOCHIKU素材としてさまざまな空間プロジェクトに活かすことができるのと同時に、建物の外観に設置されている間は町の人や訪れた人がその素材の変化を愉しむことができる、という一石二鳥のところだ。
空間プロジェクトへ使用するためにパクチー銀行から回収したら、また新しい塗装鉄板に交換される。だから、パクチー銀行の外観はずっと愉しく変化し続けることになるのだ。
この動きを少しずつ鋸南町の他の場所へ広げていくことができたら、きっと町の魅力のひとつになれるかもしれない、と夢想している。
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