Cにいる人

第2象限のCにいる人は、第1象限のBにいる人のように、「好きなことで生きていきたいと思っている」が、もっと現実的に、確実に成功したい、という気持ちが強い。だから、第1象限からY軸を越えて左側の象限に入って、閉じられたコミュニティの中に身を置く。

その理由は単純明快で、資本主義経済はほぼ閉じられたコミュニティの中で回っているからである。そうなると、石橋を叩いて渡る、予定調和の範囲内で動いていくことになり、新しいものに対して懐疑的な態度を取ることになる。だから、他人に依頼しても、信頼して任せることは少なく、できるだけコントロールしようとする。

第3象限のAにいる人は、Cにいる人をトップに据えた組織の一員でいる方が安定するため、その組織を仕事としてサポートしている。多くの会社がCにいる人と多くのAにいる人で構成されていることが多いのは、こんな理由である。

しかし、資本主義自体が揺らぎ始め、コロナの時代に入ってさらに、盤石なC-A組織体は崩壊へ向かっているように映る。(20210305)

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