Dにいる人

第2象限のCにいる人は、「好きなことで生きたいと思っている」人でありながら、コミュニティの中の立場にがんじがらめにされている。元々、Cにいる人はがんばる人なのだから、心が疲れてしまうことだってあるだろう。

だから、第4象限Dにいる人の世俗から離れたような姿がキラキラと輝いて見える瞬間がきっとあるに違いない。

Dにいる人は、他人のために自分は存在しているように思える人である。分け隔てがなく、こだわりもない。しがらみが感じられないから、だれにでもどんなときでも声をかけられやすい。「生産性で人の価値を測らない」という言葉を地で行く人たちである。

経済的には、霞を食って生きているかのように傍からは見える。経済活動から最も遠いところにいるように見える人である。

しかし、この人たちの地道な活動によって、世の中は救われていると感じることがたくさんある。実際、自分がレールを逸れてしまったときに、救ってくれる人たちがいれば、安心して道を進むことができる。

Dにいる人たちをいかに支えていくか、が幸福な世の中を築くための一大テーマだと思われる。

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